はじめに
データ可視化やクエリ共有のツールとして人気のある Redash。
SQLの知識があれば直感的に操作でき、社内データ活用を加速させる強力なツールです。
しかし、Redashを導入しようとすると意外と手間取るのが 「環境構築」。
特にDockerを使った構築では、依存パッケージや設定の落とし穴にハマりやすいです。
この記事では、Redash v25 で構築を試みた体験をもとに、DockerでRedashを立ち上げる手順とハマったポイントを初心者目線で解説します。
使用環境と前提条件
今回の環境は以下の通りです。
- マシン:MacBook Air (M1, 2020)
- OS:macOS Sequoia(15.0.1)
- Docker:Docker Desktop 使用
- Redashバージョン:v25からスタート → 後に v10(
redash/redash:10.1.0.b50633) も試行
→ 理由:v25が最近アップデートされたばかりである一方、v10は長期運用された安定版であり、両者を比較して使い勝手や挙動の違いを確かめたかったため。 - 構築方法:
docker-composeを使用したローカル環境構築
RedashをDockerで構築する手順
Redashは公式の docker-compose 構成が用意されており、それをベースに構築を進めていきます。
以下は、実際に使用した docker-compose.yml の抜粋です。
version: "2.2"
x-redash-service: &redash-service
image: redash/redash:10.1.0.b50633
env_file:
- .env
volumes:
- .:/app
...
基本的な構築手順:
- Redashのソースをクローン or 自作プロジェクトに必要ファイルを作成
.envファイルで環境変数を定義(例:DB接続情報やメールサーバー)docker-compose up -dでコンテナを起動http://localhost:8080にアクセスしてRedashのUIを確認
初回起動で出たトラブル
Redash v25で最初に構築した際、以下のようなエラーに遭遇しました。
ModuleNotFoundError: No module named 'backoff'
これは依存関係の一部が正しくインストールされていないことが原因です。
試したこと
pyproject.tomlにbackoff = "^2.2.1"を明示して追加(Poetry使用)poetry installを試すも、Docker上でうまく反映されないDockerfileにRUN pip install backoffを直接追加して対応
結果として、Dockerfileレベルでインストールすることで解消しました。
(※poetry install をしていても Docker内で有効になっていないケースがあるようです)
実際のRedash画面(UI確認)
無事起動できたあとのRedashは以下のような画面になります。
よくあるハマりポイントと対策
- ARM Macで動かない?
→platform: linux/amd64をdocker-compose.ymlに明示することで解決。 - スキーマが表示されない?
→ Redash側のバージョンや接続設定に依存。今後別記事で解説予定。 - ポート被り
→ 他サービスと8080が競合していないか確認。
まとめ
RedashのDocker構築は、一見シンプルに見えても細かい部分でハマることがあります。
特に依存モジュール周りや、Macのチップアーキテクチャによる差分は要注意です。
RedashのUIは非常に優秀なので、一度立ち上げてしまえばあとはスムーズ。
本記事が構築の第一歩の手助けになれば幸いです。
関連リンク
- 🔗 Redash

